41.幻(まぼろし)
この帖は、光る源氏の准太上天皇時代五十二歳春から十二月までの物語。
[主要登場人物]
01.光る源氏<ひかるげんじ>、源氏殿52歳。
02.蛍兵部卿宮<ほたるひょうぶきょうのみや>、源氏の弟49歳(推)、兵部卿宮・宮。
03.女三の宮<おんなさんのみや>、朱雀院の第三内親王、源氏殿の正妻26歳、入道の宮・宮。
04.匂宮<におうのみや>、今上帝の第三親王6歳、三の宮・若宮・味や・君。
05.明石の中宮<あかしのちゅうぐう>、今上帝の后24歳、后の宮。
06.明石の御方<あかしのおおんかた>、源氏の妻47歳、明石・女。
07.花散里<はなちるさと>、源氏殿の妻、源君母代50歳代半ば(推)、夏の御方。
08.夕霧<ゆうぎり>、源氏殿の長男、源君31歳、大将の君・大将・大将殿。
[第一段 紫の上のいない春を迎える]
[第二段 雪の朝帰りの思い出]
[第三段 中納言の君らを相手に述懐]
[第四段 源氏、面会謝絶して独居]
[第五段 春深まりゆく寂しさ]
[第六段 女三の宮の方に出かける]
[第七段 明石の御方に立ち寄る]
[第八段 明石の御方に悲しみを語る]
[第一段 花散里や中将の君らと和歌を詠み交わす]
[第二段 五月雨の夜、夕霧来訪]
[第三段 ほととぎすの鳴き声に故人を偲ぶ]
[第四段 蛍の飛ぶ姿に故人を偲ぶ]
[第一段 紫の上の一周忌法要]
[第二段 源氏、出家を決意]
[第三段 源氏、手紙を焼く]
[第四段 源氏、出家の準備]