39.夕霧(ゆふぎり)
この帖は、光る源氏の准太上天皇時代五十歳秋から冬までの物語。
[主要登場人物]
01.光る源氏<ひかるげんじ>、源氏殿50歳、六条の院・院。
02.朱雀院<すざくいん>、源氏殿の兄53歳、山の帝・院。
03.女三の宮<おんなさんのみや>、朱雀院の第三内親王、源氏殿の正妻24歳、入道の宮・三の宮。
04.夕霧<ゆうぎり>、源氏殿の長男、源君29歳、大将殿・大将の君・大将・殿・男・男君。
05.雲居雁<くもいのかり>、藤原殿二女、源君の妻31歳、北の方・三条殿・三条の姫君・三条の君・大殿の君・女君・母君・上。
06.落葉宮<おちばのみや>、朱雀院の第二内親王、藤君未亡人26歳(推) 、一条の宮・宮・女。
07.一条御息所<いちじょうのみやすどころ>、朱雀院更衣、落葉宮の母、40歳代後半(推)、御息所・上・故御息所・故上・亡き人。
08.紫の上<むらさきのうえ>、源氏殿の妻40歳、紫の上。
09.明石女御<あかしのにょうご>、源氏殿の娘、東宮の母22歳、春宮の女御。
10.致仕の大臣<ちじのおとど>、藤原殿56歳(推)、父大臣・大臣。
11.弘徽殿女御<こきでんのにょうご>、藤原殿一女、冷泉院妃33歳、女御。
12.蔵人少将<くろうどのしょうしょう>、藤原殿三男(推)30歳(推)、蔵人少将の君、少将。
13.藤典侍<とうのないしのすけ>、惟光の娘、源君の妾32歳(推)、典侍。
14.花散里<はなちるさと>、源氏殿の妻、源君母代50歳代半ば(推)、東の上。
[第一段 一条御息所と落葉宮、小野山荘に移る]
[第二段 八月二十日頃、夕霧、小野山荘を訪問]
[第三段 夕霧、落葉宮に面談を申し入れる]
[第四段 夕霧、山荘に一晩逗留を決意]
[第五段 夕霧、落葉宮の部屋に忍び込む]
[第六段 夕霧、落葉宮をかき口説く]
[第七段 迫りながらも明け方近くなる]
[第八段 夕霧、和歌を詠み交わして帰る]
[第一段 夕霧の後朝の文]
[第二段 律師、御息所に告げ口]
[第三段 御息所、小少将君に問い質す]
[第四段 落葉宮、母御息所のもとに参る]
[第五段 御息所の嘆き]
[第一段 御息所、夕霧に返書]
[第二段 雲居雁、手紙を奪う]
[第三段 手紙を見ぬまま朝になる]
[第四段 夕霧、手紙を見る]
[第五段 御息所の嘆き]
[第六段 御息所死去す]
[第七段 朱雀院の弔問の手紙]
[第八段 夕霧の弔問]
[第九段 御息所の葬儀]
[第一段 夕霧、返事を得られず]
[第二段 雲居雁の嘆きの歌]
[第三段 九月十日過ぎ、小野山荘を訪問]
[第四段 板ばさみの小少将君]
[第五段 夕霧、一条宮邸の側を通って帰宅]
[第六段 落葉宮の返歌が届く]
[第一段 源氏や紫の上らの心配]
[第二段 夕霧、源氏に対面]
[第三段 父朱雀院、出家希望を諌める]
[第四段 夕霧、宮の帰邸を差配]
[第五段 落葉宮、自邸へ向かう]
[第六段 夕霧、主人顔して待ち構える]
[第七段 落葉宮、塗籠に籠る]
[第一段 夕霧、花散里へ弁明]
[第二段 雲居雁、嫉妬に荒れ狂う]
[第三段 雲居雁、夕霧と和歌を詠み交す]
[第四段 塗籠の落葉宮を口説く]
[第五段 夕霧、塗籠に入って行く]
[第六段 夕霧と落葉宮、遂に契りを結ぶ]
[第一段 雲居雁、実家へ帰る]
[第二段 夕霧、雲居雁の実家へ行く]
[第三段 蔵人少将、落葉宮邸へ使者]
[第四段 藤典侍、雲居雁を慰める]