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38.鈴虫(すずむし)

「鈴虫」は<平安時代のスズムシは今のマツムシに当たる。「ちんちろりん」と鳴く。>と古語辞典にある。この帖は光る源氏の准太上天皇時代五十歳夏から秋までの物語。

[主要登場人物]

01.光る源氏<ひかるげんじ>、源氏殿50、六条の院・院・大殿の君。

02.朱雀院<すざくいん>、源氏の兄53、院の帝・山の帝・院。

03.女三の宮<おんなさんのみや>、朱雀院の第三内親王、源氏の正妻24、入道の姫宮・宮。

04.<かおる>、柏木と女三宮の密通の子3、若君。

05.蛍兵部卿宮<ほたるひょうぶきょうのみや>、源氏の弟宮47()、兵部卿宮・親王。

06.冷泉院<れいぜいいん>、桐壺院の子、実は源氏の子32、院。

07.夕霧<ゆうぎり>、源氏殿の長男、源君29、大将の君・大将。

08.秋好中宮<あきこのむちゅうぐう>、冷泉院の后41(注記;中宮の年齢は冷泉院の9歳上ということから41歳と見ておく。しかし、若菜下巻に於いて紫の上の年齢が従来の源氏殿の8歳下から10歳下に変更されたので、以前は中宮が紫の上より1歳年下だったものが、此処では1歳年上ということになってしまう。問題があれば後で見直す。)、中宮。

09.紫の上<むらさきのうえ>、源氏の妻40、紫の上。

09.明石女御<あかしのにょうご>、源氏の娘、東宮の母22、春宮の女御。

 

第一章 女三の宮の物語 持仏開眼供養

[第一段 持仏開眼供養の準備]

[第二段 源氏と女三の宮、和歌を詠み交わす]

[第三段 持仏開眼供養執り行われる]

[第四段 三条宮邸を整備]

 

第二章 光る源氏の物語 六条院と冷泉院の中秋の宴

[第一段 女三の宮の前栽に虫を放つ]

[第二段 八月十五夜、秋の虫の論]

[第三段 六条院の鈴虫の宴]

[第四段 冷泉院より招請の和歌]

[第五段 冷泉院の月の宴]

 

第三章 秋好中宮の物語 出家と母の罪を思う

[第一段 秋好中宮、出家を思う]

[第二段 母御息所の罪を思う]

[第三段 秋好中宮の仏道生活]

 

 

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