37.横笛(よこぶえ)
この帖は、光る源氏の准太上天皇時代四十九歳春から秋までの物語。
[主要登場人物]
01.光る源氏<ひかるげんじ>、源氏殿49歳、六条の院・院・大殿・大殿の君。
02.朱雀院<すざくいん>、源氏の兄52歳、院・山の帝。
03.女三の宮<おんなさんのみや>、朱雀院の第三内親王、源氏の正妻23歳、入道宮・母宮・宮・君。
04.薫<かおる>、柏木と女三宮の密通の子2歳、宮の若君・若君・君。
05.匂宮<におうのみや>、明石女御の子、今上帝の第三親王、三宮。
06.二宮<にのみや>、明石女御の子、今上帝の第二親王、二宮。
07.夕霧<ゆうぎり>、光る源氏の長男、源君28歳、大将の君・大将・男君・君。
08.雲居雁<くもいのかり>、藤原二女、源君の妻30歳、上。
09.致仕の大臣<ちじのおとど>、藤原殿55歳(推)、父大臣・大臣。
10.四の君<しのきみ>、藤原殿夫人50歳代前半(推)、上。
11.落葉宮<おちばのみや>、朱雀院の第二内親王、藤君夫人25歳(推)、二の宮・一条の宮・宮。
12.一条御息所<いちじょうのみやすんどころ>、落葉宮の母、40歳代後半(推)、御息所。
13.明石女御<あかしのにょうご>、源氏の娘、桐壺妃21歳、女御。
14.紫の上<むらさきのうえ>、源氏の妻39歳、上。
[第一段 柏木一周忌の法要]
[第二段 朱雀院、女三の宮へ山菜を贈る]
[第三段 若君、竹の子を噛る]
[第一段 夕霧、一条宮邸を訪問]
[第二段 柏木遺愛の琴を弾く]
[第三段 夕霧、想夫恋を弾く]
[第四段 御息所、夕霧に横笛を贈る]
[第五段 帰宅して、故人を想う]
[第六段 夢に柏木現れ出る]
[第一段 夕霧、六条院を訪問]
[第二段 源氏の孫君たち、夕霧を奪い合う]
[第三段 夕霧、薫をしみじみと見る]
[第四段 夕霧、源氏と対話す]
[第五段 笛を源氏に預ける]