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31.真木柱(まきばしら)

「真木柱」は<ヒノキの柱>と古語辞典にあり、その太さから<ふと>の語を誘う枕詞、ともある。この帖は、光る源氏の太政大臣時代三十七歳冬十月から三十八歳十一月までの物語。

[主要登場人物]

01.光る源氏<ひかるげんじ>37、太政大臣・大臣・六条殿・大殿・大臣の君・殿。

02.夕霧<ゆうぎり>、光る源氏の長男16、宰相中将。

03.玉鬘<たまかづら>、内大臣の娘23、尚侍の君・女君・君。

04.内大臣<ないだいじん>、藤原殿43()、内大臣・父大臣・二条の大臣・大臣。

05.柏木<かしわぎ>、藤原殿長男22()、頭中将。

06.紫の上<むらさきのうえ>、源氏殿正妻29、大殿の北の方・春の上。

07.弘徽殿女御<こきでんのにょうご>、藤原一姫20、女御。

08.冷泉帝<れいぜいてい>19、帝・主上・内裏。

09.秋好中宮<あきこのむちゅうぐう>、梅壺28、中宮。

10.鬚黒大将<ひげくろだいしょう>33、大将・大将殿・大将の君・父君・殿・男。

11.蛍兵部卿宮<ほたるひょうぶきょうのみや>34()、兵部卿宮・宮。

12.承香殿女御<しょうきょうでんのにょうご>40歳前後()、春宮の女御。

13.鬚黒の北の方<ひげくろのきたのかた>37、もとの北の方・母君・女君。

14.真木柱<まきばしら>13、姫君。

15.式部卿宮<しきぶきょうのみや>、真木柱の母方の祖父52、父親王・父宮・宮。

16.式部卿宮の北の方<しきぶきょうのみやのきたのかた>50歳代()、母北の方。

17.木工の君<もくのきみ>、大将の召人

18.中将の御許<ちゅうじょうのおもと>、大将の召人

19.近江君<おうみのきみ>、藤原四姫17()

 

第一章 玉鬘の物語 玉鬘、鬚黒大将と結婚

[第一段 鬚黒、玉鬘を得る]

[第二段 内大臣、源氏に感謝]

[第三段 玉鬘、宮仕えと結婚の新生活]

[第四段 源氏、玉鬘と和歌を詠み交す]

 

第二章 鬚黒大将家の物語 北の方、乱心騒動

[第一段 鬚黒の北の方の嘆き]

[第二段 鬚黒、北の方を慰める(一)]

[第三段 鬚黒、北の方を慰める(二)]

[第四段 鬚黒、玉鬘のもとへ出かけようとする]

[第五段 北の方、鬚黒に香炉の灰を浴びせ掛ける]

[第六段 鬚黒、玉鬘に手紙だけを贈る]

[第七段 翌日、鬚黒、玉鬘を訪う]

 

第三章 鬚黒大将家の物語 北の方、子供たちを連れて実家に帰る

[第一段 式部卿宮、北の方を迎えに来る]

[第二段 母君、子供たちを諭す]

[第三段 姫君、柱の隙間に和歌を残す]

[第四段 式部卿宮家の悲憤慷慨]

[第五段 鬚黒、式部卿宮家を訪問]

[第六段 鬚黒、男子二人を連れ帰る]

 

第四章 玉鬘の物語 宮中出仕から鬚黒邸へ

[第一段 玉鬘、新年になって参内]

[第二段 男踏歌、貴顕の邸を回る]

[第三段 玉鬘の宮中生活]

[第四段 帝、玉鬘のもとを訪う]

[第五段 玉鬘、帝と和歌を詠み交す]

[第六段 玉鬘、鬚黒邸に退出]

[第七段 二月、源氏、玉鬘へ手紙を贈る]

[第八段 源氏、玉鬘の返書を読む]

[第九段 三月、源氏、玉鬘を思う]

 

第五章 鬚黒大将家と内大臣家の物語 玉鬘と近江の君

[第一段 北の方、病状進む]

[第二段 十一月に玉鬘、男子を出産]

[第三段 近江の君、活発に振る舞う]

 

 

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