25.蛍(ほたる)
この帖は、光る源氏の太政大臣時代三十六歳の五月雨期の物語。
[主要登場人物]
01.光る源氏<ひかるげんじ>、36歳、大臣の君・大臣・殿。
02.夕霧<ゆうぎり>、光る源氏の長男15歳、中将・中将の君・君。
03.紫の上<むらさきのうえ>、源氏の正妻28歳、紫の上・上・女君。
04.玉鬘<たまかづら>、内大臣の娘22歳、対の姫君・姫君・西の対・対の御方・撫子・君・女。
05.内大臣<ないだいじん>、藤原大臣42歳(推)、内の大臣。
06.蛍兵部卿宮<ほたるひょうぶきょうのみや>、33歳(推)、兵部卿宮・宮・親王・君。
07.柏木<かしわぎ>、藤中将21歳、右中将。
08.明石御方<あかしのおほんかた>、31歳(推)、明石姫君の実母、明石御方。
09.明石姫君<あかしのひめぎみ>、8歳、姫君。
10.鬚黒大将<ひげくろだいしょう>、32歳、藤原右家、右大将。
11.秋好中宮<あきこのむちゅうぐう>、27歳、中宮。
12.花散里<はなちるさと>、40歳代(推)、夏の御方。
[第一段 玉鬘、養父の恋に悩む]
[第二段 兵部卿宮、六条院に来訪]
[第三段 玉鬘、夕闇時に母屋の端に出る]
[第四段 源氏、宮に蛍を放って玉鬘の姿を見せる]
[第五段 兵部卿宮、玉鬘にますます執心す]
[第六段 源氏、玉鬘への恋慕の情を自制す]
[第一段 五月五日端午の節句、源氏、玉鬘を訪問]
[第二段 六条院馬場殿の騎射]
[第三段 源氏、花散里のもとに泊まる]
[第一段 玉鬘ら六条院の女性たち、物語に熱中]
[第二段 源氏、玉鬘に物語について論じる]
[第三段 源氏、紫の上に物語について述べる]
[第四段 源氏、子息夕霧を思う]
[第五段 内大臣、娘たちを思う]