54.夢浮橋(ゆめのうきはし)
この帖は、薫君の大納言時代*二十八歳の夏の物語。 *私見では、29歳夏の物語。
[主要登場人物]
01.薫<かおる>、故光君の子29歳、大将殿・殿。
02.女一の宮<おんないちのみや>、今上帝の第一内親王、明石腹、一品の宮。
03.浮舟<うきふね>、故八宮の妾腹子、常陸女23歳、入道の姫君・姫君。
04.中将の君<ちゅうじょうのきみ>、常陸女の母、親・母。
05.小君<こぎみ>、常陸女の異父弟、小君・御弟の童・童。
05.母尼<ははのあま>、横川僧都の母80歳過ぎ、朽尼。
06.横川僧都<よかわのそうず>、60歳過ぎ、僧都。
07.妹尼<いもうとのあま>、横川僧都の妹50歳くらい、故衛門督の北の方・尼君・
妹・主人。
第一章 薫の物語 横川僧都、薫の依頼を受け浮舟への手紙を書く
[第一段 薫、横川に出向く]
[第二段 僧都、薫に宇治での出来事を語る]
[第三段 薫、僧都に浮舟との面会を依頼]
[第四段 僧都、浮舟への手紙を書く]
[第五段 浮舟、薫らの帰りを見る]
第二章 浮舟の物語 浮舟、小君との面会を拒み、返事も書かない
[第一段 薫、浮舟のもとに小君を遣わす]
[第二段 小君、小野山荘の浮舟を訪問]
[第三段 浮舟、小君との面会を拒む]
[第四段 小君、薫からの手紙を渡す]
[第五段 浮舟、薫への返事を拒む]
[第六段 小君、空しく帰り来る]