45.橋姫(はしひめ)
この帖は、薫君の宰相中将時代二十二歳秋から十月までの物語(ただし私見では、薫君十九歳から二十二歳十月までの物語)。
[主要登場人物]
01.薫<かおる>、光君の子、入道宮腹の若君22歳、宰相中将・中将・中将の君。
02.匂宮<におうのみや>、今上帝の第三親王23歳、三の宮・宮。
03.八の宮<はちのみや>、桐壺帝の第八親王50歳代半ば(推)、古宮・宮・親王・俗聖・聖。
04.大君<おおいきみ>、八の宮の長女、女君・姫君。
05.中君<なかのきみ>、八の宮の二女、若君・君。
06.冷泉院<れいぜいいん>、桐壺帝の第十皇子51歳、帝・院・院の帝。
07.今上帝<きんじょうてい>、朱雀院の皇子43歳、内裏。
08.女三の宮<おんなさんのみや>、薫の母宮43歳、入道の宮。
09.弁の尼君<べんのあまぎみ>、柏木の乳母の娘50歳代後半、弁の君・老い人・古人・古者。
10.阿闍梨<あざり>、宇治の聖。
[第一段 八の宮の家系と家族]
[第二段 八の宮と娘たちの生活]
[第三段 八の宮の仏道精進の生活]
[第四段 ある春の日の生活]
[第五段 八の宮の半生と宇治へ移住]
[第一段 八の宮、阿闍梨に師事]
[第二段 冷泉院にて阿闍梨と薫語る]
[第三段 阿闍梨、八の宮に薫を語る]
[第四段 薫、八の宮と親交を結ぶ]
[第一段 晩秋に薫、宇治へ赴く]
[第二段 宿直人、薫を招き入れる]
[第三段 薫、姉妹を垣間見る]
[第四段 薫、大君と御簾を隔てて対面]
[第五段 老女房の弁が応対]
[第六段 老女房の弁の昔語り]
[第七段 薫、大君と和歌を詠み交して帰京]
[第八段 薫、宇治へ手紙を書く]
[第九段 薫、匂宮に宇治の姉妹を語る]
[第一段 十月初旬、薫宇治へ赴く]
[第二段 薫、八の宮の娘たちの後見を承引]
[第三段 薫、弁の君の昔語りの続きを聞く]
[第四段 薫、父柏木の最期を聞く]
[第五段 薫、形見の手紙を得る]
[第六段 薫、父柏木の遺文を読む]