8.花宴(はなのえん)
花の宴は、お花見。この帖は、光る源氏二十歳春二月二十余日から三月二十余日までの宰相兼中将時代の物語。
[主要登場人物]
01.光る源氏<ひかるげんじ>、二十歳、参議兼近衛中将、源氏の君・宰相中将・男君・君。
02.頭中将<とうのちゅうじょう>、葵の上の兄、中将。
03.桐壷帝<きりつぼのみかど>、光る源氏の父、帝・主上。
04.弘徽殿女御<こうきでんのにょうご>、桐壷帝の女御、東宮の母。春宮の女御・女御。
05.藤壷の宮<ふじつぼのみや>、桐壷帝の后、光る源氏の継母。藤壷・中宮・后。
06.葵の上<あおいのうえ>、光る源氏の正妻。大殿。
07.朧月夜の君<おぼろづきよのきみ>、右大臣の娘、弘徽殿女御の妹。有明の君・六の君・女。
[第一段 二月二十余日、紫宸殿の桜花の宴]
[第二段 宴の後、朧月夜の君と出逢う]
[第三段 桜宴の翌日、昨夜の女性の素性を知りたがる]
[第四段 紫の君の理想的成長ぶり、葵の上との夫婦仲不仲]
[第五段 三月二十余日、右大臣邸の藤花の宴]