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20.朝顔(あさがほ)

「朝顔」は<ヒルガオ科のつる性の一年草。つるは左巻き。多くは三裂した葉をつける。夏から初秋にかけての早朝、漏斗形の花を開き、昼前にしぼむ。熱帯アジア原産。日本には奈良時代に薬草として中国から伝来。江戸後期に観賞植物として急速に広まり、多くの改良品種が作り出された。種子を牽牛子(けんごし)といい、下剤とする。牽牛花。[]秋。>と大辞林にある。この帖は、光る源氏の内大臣時代三十二歳の晩秋九月から冬までの物語。

[主要登場人物]

01.光る源氏<ひかるげんじ>、三十二歳、大臣。

02.冷泉帝<れいぜいてい>、桐壺帝の第十皇子(実は光る源氏の子)、 内裏の上・内裏・主上。

03.紫の上<むらさきのうえ>、源氏の正妻、対の上・二条院・女君・君。

04.朝顔の姫君<あさがおのひめぎみ>、式部卿宮の姫君、斎院・前斎院・宮。

05.女五の宮<おんなごのみや>、桐壺院の妹宮、桃園の宮・女五の宮・宮。

06.源典侍<げんないしのすけ>、源典侍・祖母殿。

 

第一章 朝顔姫君の物語 昔の恋の再燃

[第一段 九月、故桃園式部卿宮邸を訪問]

[第二段 朝顔姫君と対話]

[第三段 帰邸後に和歌を贈答しあう]

[第四段 源氏、執拗に朝顔姫君を恋う]

 

第二章 朝顔姫君の物語 老いてなお旧りせぬ好色心

[第一段 朝顔姫君訪問の道中]

[第二段 宮邸に到着して門を入る]

[第三段 宮邸で源典侍と出会う]

[第四段 朝顔姫君と和歌を詠み交わす]

[第五段 朝顔姫君、源氏の求愛を拒む]

 

第三章 紫の君の物語 冬の雪の夜の孤影

[第一段 紫の君、嫉妬す]

[第二段 夜の庭の雪まろばし]

[第三段 源氏、往古の女性を語る]

[第四段 藤壺、源氏の夢枕に立つ]

[第五段 源氏、藤壺を供養す]

 

 

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